神奈川小児童 通学路の「キケン」を調査 国交省職員らに発表
市立神奈川小学校(宮田肇子校長)の4年3組の児童が、学校周辺で交通事故が起こりそうな危険な場所を地図にまとめた「事故防止工夫見つけマップ」を作成した。7月8日には神奈川小学校スクールゾーン対策協議会(小野和伸会長)のメンバーにマップを使いながら調査結果を報告した。
これは、同校の4年生が社会科の授業の発展的学習として行ったもの。実際に学校周辺の通学路や普段よく使う道などを歩いて車や歩行者の立場になり、交通事故の起こりそうな場所などを調べて1カ月かけてマップにした。
子どもの視点地図に反映
マップには児童が自ら撮影した危険な場所や道路標識の写真をはじめ、地域の人たちが手作りで設置した看板の写真も貼られており、「警察だけでなく地域の人も協力しています」といったコメントも書き込んである。大西莉子さんは学校近くの神社の前にあるトンネルが危険と感じ、「見通しが悪いから、歩行者と車道をガードレールで分けると安全だと思う」と力説。大沼柚葉さんは木が茂って見えない標識を見つけ、「木を切れば、車を運転している人が安心」と話していた。小野会長は「子どもの視点で危険と感じた場所を聞いて、広い視野で見なければいけないと感じた」と感心していた。
発表後には年一度の協議会が開催され、宮田校長やPTA、町内会長、神奈川警察署、国交省担当者などのメンバーが学校周辺6地点について事故防止に向けて話し合った。
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