神奈川消防署 解体リンクで大規模訓練 床など穴開け
再整備に伴い解体工事が始まる神奈川スケートリンクで7月29日、神奈川消防署(吉原晴彦署長)による大規模訓練が行われた。
当日は、大規模震災時に倒壊建物に取り残された要救助者がいることを想定し、日頃災害現場などで活動している神奈川第2消防隊と松見特別救助隊が「ブリーチング救出法」を実践した。この救出法は、コンクリートの壁や床に穴を開けて救出路を確保するもの。通常の訓練ではなかなか実施できない大規模なものだが、今回は同所の管理者である市体育協会の協力により実現した。
訓練では、2階から厚さ約15cmの床にドリルやエンジンカッターで穴を開け、要救助者を救出するまでを行った。岸了人警防担当課長は「木造だけが倒壊するわけではない。引き続き訓練を続けていきたい」とし、同所の南部信治管理課長は「この建物を解体直前まで市民のために活用できて嬉しい」と話していた。
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