横浜文化賞 須藤照彦さんが受賞 スポーツ振興に貢献
芸術や教育、社会福祉、医療など文化の発展に貢献した人を表彰する「横浜文化賞」の今年度受賞者がこのほど発表され、旭ケ丘在住の須藤照彦さん(77)が社会福祉・スポーツ部門で受賞した。
公益財団法人横浜市体育協会の相談役を務める須藤さん。今回の受賞に対し「私個人というよりも、市内のスポーツを愛する人たちがもらった賞です」と感謝を述べる。
国際大会を横浜に誘致
横浜スキー協会の会長だった須藤さんは、1986年から00年3月までの間に評議員、理事、副会長を歴任。同年4月から10年3月までの10年間、会長を務めた。在任中は、スポーツの国際大会の横浜誘致に尽力。山下公園などをコースに取り入れた世界トライアスロン大会や、世界卓球選手権などの横浜開催を実現させた。「来春には横浜マラソンも開催されるけど、どれも長年の懸案だった。ようやく一つずつ花を開き始めてよかった」と笑顔を見せる。
また、現在行われている神奈川スケートリンクの再整備については、「地元の町内会が15万人分の署名を集めて協力してくれた。地域と一緒になって取り組めたことは私の財産」と振り返る。
スポーツ一家
須藤さんは神大寺の精神科病院などを経営する、公益財団法人紫雲会の会長を務めている。義父や叔父も横浜文化賞の受賞者で、「アイスホッケーは得意だったが、スキーは妻と義父に教わった」という。生まれ育った北海道の実父も、地元のスポーツ団体の会長を30年以上務めていた。
このほか社会貢献・スポーツ部門で1個人1団体、文化・芸術部門で2個人が受賞。文化・芸術奨励賞に2個人が選ばれた。
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