氏子町内を回り福豆を配る方相氏ら
２月３日の節分にあわせて、笠のぎ稲荷神社＝東神奈川＝が毎年恒例の「節分追儺式」を行った。
古来より伝わる衣装に身を包み、神社の境内に集まった年男の方相氏、鳴弦、儺人（やらいびと）、稚児たち。本殿で祈祷を受けて神社を出発し、「福は内」と福豆を投げながら氏子町内を一周。神社に戻って追儺式を行い、地域住民たちを前に舞台の上から盛大に豆まきを行った。
100年の伝統継承
この神事は、宮中で行われていた追儺式にならって悪鬼邪鬼を払う「鬼やらい」の神事で、横浜市の無形民俗文化財となっている。昨年に引き続き、今年も神奈川小学校の児童たち約80人が参加。小野和伸宮司は「地域の方々の支えがあって１００年続く伝統行事となっている。永く伝えていきたい」と話した。
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