シャッター通りから再生を――。六角橋商店街は、夜のフリーマーケット「ドッキリヤミ市場」や「商店街プロレス」など、名物イベントを実施していることから全国的に知られている。しかし、同商店街でほとんどの店舗が定休日となる日曜日に、周辺住民に愛され続けている名物イベントがあることを知っているだろうか。
商店主の妻であるおかみさんたちが主催する「おかみさん会うまいもの市」の取り組みがこのほど、公益社団法人商連かながわから「商店街特別表彰」をうけた。同賞には、県内で3団体が選ばれ9日に表彰式が行われた。
立ち上げ当初から運営に関わっている石川敦子さんによると「休日は店舗が休みとなってしまい、商店街が閑散としていた。おかみさんの立場で商店街を元気にできないか」と約20年前から3月〜11月の第1日曜日に、商店街ですいとんを振る舞っている。
200食分を30分で
石川さんは「当初はすいとん作る鍋も小さかったし、人手も少なかったから、こぢんまりやっていたけど、『美味しい』と言ってもらえると嬉しくて今まで続けてこられた」と話す。
現在は、1杯150円のすいとん200食を30分で売り切るほどの盛況だ。中には、何杯分も鍋に入れて持ち帰る近所の人もいる。「継続した取り組みが評価されて嬉しい。これからも地域に愛される商店街であり続けるために、継続して行きたい」と話した。
神奈川区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>