中丸町内会(島田惠会長)は9月8日、中丸町内会館周辺と六角橋地域ケアプラザで防災訓練を行った。訓練には、地域に住む女性らを中心に約20人が集まり、神奈川消防署からは北沢俊至予防課長ら3人の署員が駆けつけ訓練の指導を行った。
中丸地域は、住宅が密集しており木造が多く、道路も狭い。地震や火災などが発生すると、建物の倒壊や火災の広がりなど大きな被害が予想されるため、20年ほど前から地域特性を意識した防災訓練が実施されている。
火災が起きたときの初期消火として、スタンドパイプ式初期消火器具を利用して訓練などが行われるが、島田会長によると、「マンホールを開けるのに女性の力では難しく、フタを開ける間に火が広がってしまう」という。
より簡易的に
そこで今回は、ハリアーと呼ばれる水道栓から消化できる器具を利用。署員の指導のもと、女性ら消火活動を体験した。北沢予防課長は「地域の特性を考えて工夫を加えて、日頃から訓練を行うことが、実際に起きたときに役に立つ。今後も続けてほしい」と目を細める。午後はトリアージ訓練などにも取り組んだ。
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