市中央卸売市場の魚食普及推進協議会はこのほど、区内9小学校と連携して「未利用魚」を使った独自給食を提供した。
未利用魚は、サイズが不揃いであることや漁獲量が安定しないなどの理由から、市場に出回らず価値の低いとされる魚。養殖魚のエサや畑の肥料などになりがちだが、食べるとおいしいことを伝えるとともに、限りある水産資源を有効活用する考え方を学んでもらおうと、同協議会では昨年からこの活動を実施している。
今回はサイズが小さいことから未利用魚になったコイワシを活用し、南蛮漬けやカレー揚げといった献立が考案された。給食時には市場関係者が三ツ沢小と西寺尾第2小、神奈川小を訪れ、その他の学校では校内放送で魚食の大切さなどを説明した。
担当者は「魚が苦手な子もいたかもしれないですが、皆完食してくれた。今後は近隣区の学校でも実施していきたい」と話した。
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