神奈川区内で活躍する経営者を紹介する「社長列伝」コーナー。20人目は、東神奈川でバルブや散水機器の開発・製造・販売を行うメーカー(株)ケイヒンの代表取締役社長・出川雄二さんです。
――会社の事業内容を教えて下さい。
「創業した1972年以来の主力事業は、液体や気体の通路を開閉する仕組みを持つ機器『バルブ』の製造販売です。手をかざすことで水が流れる自動弁がその一例で、用途や流体別に何千種もあります。その他、ゴルフ場などで自動的に水を撒く『散水システム』の設計施工も行っています」
――会社との出会いやこれまでの担当業務は?
「昔から機械いじりが好きで、16歳で免許取得後はボロボロのバイクを購入しエンジンから全て分解したこともあるほど。大学では工学部に進み、興味のあった自動車の燃料供給装置・キャブレターを製造する当社の前身会社に就職して、配属されたのが『バブル事業部』でした。最初は工程管理を担当しましたが、その後はずっと営業畑を歩みました。その時に感じた大変さや悩みを少しでも緩和できたらとの思いが、今の指針になっています」
――社長として尽力している事は何でしょう?
「15年以上前から社長を務めていますが、働き方改革が話題となる前から、特に『社員たちが働きやすい職場環境づくり』に力を入れてきました。私が現場にいた頃は時代の風潮もあって土日出勤や夜間の残業が当たり前のようでしたが、今では残業はほとんどありません。また、有休も理由を言わずに当日の申告でも取れるシステムを確立したり、社員同士が協力的なこともあって女性社員が結婚・産休後も継続して働けるよう時短勤務や突発的な休みにも対応できるようになっています。また、社員のリフレッシュのために、希望者を募りゴルフコンペ・ボーリング大会・スタジアムでの野球観戦などイベントも定期的に行っています」
――地域での活動は?
「地域貢献活動にも力を注いでいて、他の企業と協力して地域清掃を月1回実施したり、先月からは会社の前にプランターを置く花のプロジェクトにも参加しています」
■(株)ケイヒン/東神奈川1の1の6/【電話】045・453・1611/バルブ・散水システム事業
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