養蜂などを営む羽沢ファーム(出川宏幸代表)にこのほど、保土ヶ谷区にある市立上菅田特別支援学校高等部の生徒28人が2日に分かれ訪問し、蜂蜜を購入する体験を行った。
これは、普段買い物をする機会のない生徒たちに、実際に現金を支払って物を購入する経験をさせたいと、学校側が羽沢ファームに依頼し実現したもの。同校では生徒たちが世の中を知る機会になればと、小学部のころから近隣のコンビニエンスストアやケーキ店らの協力を得て同様の取り組みを実施しており、地域交流を図っている。
この日は、一人ひとり丁寧に現金と商品の受け渡しを行った後、出川代表からハチは一生のうちに「ティースプーン1杯分しか蜜を集められない」といった話を聞き、ケースに入ったミツバチの見学なども行った。初めてハチを見た生徒は驚きながらも、興味津々な様子で眺めていた。また、春・夏・秋と季節ごとの蜂蜜をなめ、味比べを楽しむ姿もみられた。
出川代表は「五感を使った体験をしてもらいたいと引き受けた。生徒さんたちに喜んでもらえたなら嬉しい」とコメント。同校は「今後もこのように地域の色々な方々との交流ができたら」と話した。
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