開催が迫る東京オリンピック・パラリンピックを前に、子どもたちの競技への関心を高めようと、区文化協会写真部の小池將夫会長が長年撮りためてきたパラアスリートの写真が幸ケ谷小学校で展示された。
小池会長がパラ選手の撮影を始めたのは3年前。足を運んだパラ陸上全日本大会で、競技に打ち込む選手たちの姿に感動を覚え、以来躍動感あふれる様子をカメラに収めてきた。
小池会長は桐畑に動物病院を構える獣医で、区内小学校の動物飼育に関わっていることから、「子どもたちにもパラ選手のすごさを伝えられたら」と学校側に写真展の開催を提案。これまで青木小や斎藤分小、浦島小でも同様の企画を行ってきた。
総合の時間にもパラ競技を学ぶ
聖火リレーのスタート地点・丸十交差点近くにある幸ケ谷小では、昨年7月から総合的な学習の時間に五輪競技を学ぶ授業を、希望した4年2組・5年3組・6年3組で実施してきた。
車いすバスケやパラ水泳の選手を招き講演会を行ったほか、児童自身もパラ正式種目の「ボッチャ」を体験。その後は誰もが楽しめるオリジナルスポーツを考案するなど、学年ごとに学習を深めてきた。今回の写真展でも4年生が見どころポイントなどを書き加えて展示するなど、積極的に学習に臨んだ。
小池会長は「子どもたちの感性で表現しバージョンアップしてくれた。自分の中にしっかり取り込んで考えていて素晴らしい」と話した。
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