六角橋の杉山大神で、心身の穢(けが)れを払う「夏越大祓(なごしおおはらえ)」が6月30日に実施され、地域住民らが参拝時の距離を保つなど感染予防に配慮しながら参拝した。
夏越大祓は神話を起源とした年中行事で、身にまとった半年間の穢れや災厄の原因となる様々な罪・過ちをはらい清めて無病息災を願う。宮中行事だったが、中世以降は各神社に普及し恒例の神事となっている。
杉山大神でも長年続いてきた行事のひとつ。茅や藁を束ねた輪を神前に立て、左・右・左と3回くぐる昔ながらの風習「茅の輪くぐり」を執り行っている。茅の輪は六角橋地区に住む80代の住民が1人で数時間ほどで作り上げたという。
今年は新型コロナウイルスが流行する中、密にならず屋外で実施するため地域住民も招いて開催。収束を願い近隣の神橋小学校校長も学校を代表して訪れていた。参拝した六角橋自治連合会の森勤会長は「コロナの時期こそ厄落としができれば。伝統の地域行事を大切にしたい」と話した。
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