横浜市は16日、接待を伴う飲食店の新型コロナウイルス対策として、感染が疑われる従業員がいる店舗が希望した場合、出張PCR検査を行うと発表した。流行の第2波に備え、クラスターのリスクが指摘されている「夜の社交場」の感染防止策を強化する。
対象は、神奈川区と中区、西区のホストクラブやキャバクラなど約840店。▽咳や発熱、味やにおいが分からないなどの症状が出た従業員がいる▽検査結果が判明するまで自宅待機できる、などの要件を満たしてPCR検査を希望する店舗に、疫学調査の専門チーム「Y―AEIT(ワイエイト)」を派遣。検査費は市が全額負担し、陽性者が出た店舗は保健所とともに感染防止対策に取り組む。
市は同日から対象店に案内を発送しており、実施期間は市内の陽性患者の発生状況を見て判断するとしている。
Y―AEITは感染症専門医や保健師などで構成され、市の健康安全課に設置。医療機関や高齢者施設などで感染が確認された際、早期の立ち入り調査で感染経路の究明や感染拡大防止に向けた指導などを行う。
首都圏を中心に接待を伴う飲食店に関連した新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中、市内では6月下旬、中区のホストクラブで従業員の感染が判明し、客を含む計42人が感染した。
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