横断歩道や交差点に近接した「危険なバス停」として神奈川県警が公表していた菅田町の「長導寺前」バス停について、横浜市交通局は移設工事を終えて9月1日の始発から供用を開始した。
同バス停は、乗降時にバスが横断歩道をふさぐようにして停車することから、バスを降りた人などが道路を横断する際に事故を誘発する危険があるとして、市交通局が移設の準備を進めていた。
新たなバス停は、以前の場所から東側に70メートルほど移動し、第三京浜道路の高架下に設置。バス停の大きさは従来よりもコンパクトになり、バスを待つ人が車道に降りないよう、歩道部分には整列を促す足跡の印を施した。
区内4カ所対策終える
県警は2018年8月、区内の「三ツ沢南町」バス停で降車した当時小学5年生の女児が、バスの後方から道路を横断しようとして対向車にはねられた交通死亡事故を受け、県内84カ所のバス停を危険度の高い順にAからCの3段階で判定し公表していた。
危険なバス停は市内に40カ所、うち市交通局が所管するものは14カ所あり、区内では「長導寺前」と「片倉町入口」(三ツ沢上町)がA、「松本」(松本町)がB、「滝坂」(子安台)がC判定を受けていた。片倉町入口は昨年11月、松本と滝坂は今年4月にバス停から近い横断歩道を廃止。長導寺バス停の移設により、全てのバス停で安全対策を終えた。
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