神奈川フィルハーモニー管弦楽団は、来シーズン(2021年4月〜22年3月)のプロブラムをこのほど発表した。
定期演奏会は全9回。主会場としていた横浜みなとみらいホールが改修工事により休館となるため、県民ホールとミューザ川崎シンフォニーホール、カルッツかわさきの3会場での公演となる。
4月17日の県民ホールを皮切りに、5〜7月、9〜11月、22年2・3月を計画。同楽団は今年創立50周年を迎えたが、新型コロナの影響で2月末から全公演が中止となったため、記念公演を延期し、来シーズン最終公演(22年3月)を同公演に位置付ける。また、来年は常任指揮者の川瀬賢太郎氏のラストシーズンでもあり、最終公演ではマーラーの交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』において合唱団も含め千人を前にタクトを振る予定だ。
定演のほかに、県内巡回公演や県立音楽堂での公演なども予定する。
7年に充実感も
9月16日に中区で開かれた記者会見で川瀬氏は、これまでの7年を振り返り「楽団の皆と語りながら新しい扉を開けてきた」と話し、常任指揮者として充実感をにじませた。上野孝理事長は、コロナの影響に触れ、「入場制限基準50%が解除できることに期待したい」と話していた。
同楽団は、22年から日本を代表する指揮者の一人、沼尻竜典氏を音楽監督に迎える。
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