認知症対応型デイサービス・ひだまり=六角橋=で、認知症の人やその家族などが集う「認知症カフェ」が、10月17日に開催された。
認知症カフェは福祉先進国オランダの「アルツハイマーカフェ」がモデルで、地域ぐるみで認知症の人をサポートすることが目的。同じ立場の人がお茶を楽しむなどして悩みや思いを共有しながら語らう場所として、日本でも全国的に広がりを見せている。
ひだまりでも、昨年6月の開所当初から夜間に実施していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で一旦休止に。7月から平日昼間に時間を移して再開し、デイサービスの利用者家族を対象に「認知症患者の記憶や妄想」についてかみ砕いて解説してきた。10月からは誰もが気軽に参加できる形式に変え、地域住民にも認知症理解を深めてもらおうと活動を続けている。
この日は認知症を患う人やその家族、ケアマネージャー、介護職員、同デイに通う利用者の子どもら10人以上が参加。2つのグループに分かれて自身の環境やこれまでの実体験などを発表しあいながら対話を楽しんだほか、同施設職員で認知症カフェモデレーターの資格を持つ西迫愛さんによる「認知症カフェはどんなところ」と題した講話もあった。西迫さんは「誰もが来てためになると感じてもらえる場所にしたい」と話し、認知症に関する当事者らのよりどころとなることを願っている。
カフェは今後も月に1回実施していくという。次回は11月21日(土)午後1時30分から3時。途中参加・退出自由で、飲み物代100円が必要。
問い合わせはひだまり【電話】045・620・0406。
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