横浜市はこのほど、2020年度の市民意識調査について報告書をまとめた。
調査は18歳以上の市民5千人(外国人含む)にアンケートを送付し、市政への満足度や要望、定住意識、生活満足度、地域におけるつながり、人口減少についてのとらえ方、老後の暮らし方などについて聞いた。回収率は52・5%(2627票)。
定住意識について、「住み続ける」「たぶん住み続ける」と回答した割合は全体で69・3%で、前回調査から4・5ポイント増加。年齢が高いほど定住意識は高く、18〜29歳は34・7%、30代は54・4%、40・50代では6割を超え、60代は76・8%、70歳以上は87・6%だった。
生活環境の充実魅力
神奈川区民の回答では、「住み続ける」と「たぶん住み続ける」を合わせた定住意向が66・4%で、18区中13番目。転居を考えている人は19・1%だった。
横浜に住み続ける理由は「自分や家族の持ち家だから」がトップ。2位の「買い物、医療などの生活環境が整っているから」は47・5%で、都筑区(52・5)と西区(50・0%)に次いで高かった。3位の「横浜が好きだから」(46・5%)と回答した割合も、中区(51・6%)と西区(48・1%)の次に高い結果となった。
市東部の2割「顔もよく知らない」隣近所との付き合い方
隣近所との付き合いについては、「道で会えばあいさつぐらいする」という回答が半数を占め、「たまに立ち話をする」は25・3%。「一緒に買い物に行ったり、気の合った人と親しくしている」「困ったとき、相談したり助け合ったりする」を合わせた「比較的親密な付き合い方」をしている人は市全体で1割未満だった。
市内を東西南北に分けたブロック別では、「顔もよく知らない」が東部(鶴見、神奈川、西、中、南)で2割を超えて最多となり、西部(保土ケ谷、旭、戸塚、泉、瀬谷)が8・7%で最も少なかった。
性別や年齢別では、18〜29歳の男女共に4割近くが回答し、30代男女も約3割に上った。比較的親密な付き合い方をしている人は、70代以上の女性が23・6%で最多だった。
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