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豊顕寺 風習今に、花笠万灯並ぶ 日蓮の命日前日に奉納

社会

公開:2021年10月21日

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本堂前に立つ2本の花笠。右側が三ツ沢講社のもの
本堂前に立つ2本の花笠。右側が三ツ沢講社のもの

 豊顕寺=三ツ沢西町=の本堂前に12日、2本の花笠万灯が奉納された。

 同寺では、日蓮宗を開いた日蓮聖人の命日にあたる10月13日の前日にお会式と呼ばれる法要行事を行っており、地域の子どもたちが絵や字を描いた万灯を手に寺の周辺を練り歩く「こども万灯行列」が恒例の祭事となっている。

 しかし、一昨年の台風や昨年来のコロナ禍により今年も行列は中止となったことから、地縁者らでつくる三ツ沢、帷子の両講社がお会式の際に奉納している花笠万灯のみを設置したという。

 三ツ沢講社の万灯には、昆虫画の第一人者として知られ、「日本のファーブル」と呼ばれた絵本作家の故・熊田千佳慕さんの作品も掲げられている。

 横浜出身の熊田さんは三ツ沢東町に自宅兼アトリエを構え、当時を知る住民によると近隣の農家から作物を譲り受けるなど交流があった縁で、万灯の制作に協力したとされる。これまでは熊田さんの肉筆による作品を使用していたが、貴重な作品であることから実物は寺に寄贈し、今回からは複製に替えたという。

 万灯を奉納した三ツ沢講社の関係者は、「万灯や提灯の灯りに照らされた子どもたちや親御さんの笑顔の行列がまた観られるよう、いにしえから続く伝統の灯を消すことなく、よいつながりをあたためていきたい」と話した。

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