県内の工業高校などを会場に11月14日に開かれる「第21回高校生ものづくりコンテスト全国大会」の測量部門に、神奈川工業高校定時制建設科4年の下地颯さんと織原弘尚さん、佐藤直道さんが出場する。開催地選出枠を勝ち取り、全国9ブロックの代表9校と共に唯一の定時制チームとして全国制覇を目指す。
測量部門は、実際の測量に使われる機器を使用して五角形の敷地の各点から角度・距離を測り、精度やスピードを競う。リーダーの下地さんは「他校は精度がとても高く、0・0001差とかゼロということもある。うちも精度をもっと高めつつ、タイムも縮めたい」と意気込む。
定時制に通う3人には、全日制のように日中の練習ができないというハンデもある。練習は授業が終わった後の真っ暗な屋外で行うため、昼間と違い感覚がつかみづらいという。土曜日の早い時間に集まるなど時間を工面しながら、本番に向けて競技力向上を目指してきた。
下地さんと佐藤さんは大学で建築系の勉強を続けたいといい、織原さんはクレーンオペレーターとして就職が決まっている。最終学年の今年、3人は全国制覇の栄誉を校史に刻もうと気合いを入れている。
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