神奈川大学はビールの原料となるホップ栽培プロジェクトをスタートさせた。6月9日にはみなとみらい(MM)キャンパス6階のテラスでスタートアップイベントが開かれ学生、職員、9つの企業や団体の関係者ら、約30人が参加した。
このプロジェクトは、屋上緑化や地域交流につなげようという同大学のSDGsの取組で2年目。昨年はコロナの影響もあり運営は職員のみとなったが、収穫したホップを使い330ミリリットルビール600本を作った。
今年はMMだけでなく、横浜=六角橋=、湘南ひらつか=平塚市=の全3キャンパスでそれぞれの特徴を持たせたホップ栽培を実施する。
MMキャンパスでは昨年、6階テラスの階段の両脇に5鉢ずつ配置。ホップのツルは手すりをつたって伸び、すでに2mほどに成長している。
スタートアップ当日は、企業・団体の参加者と学生、職員が鉢ごとにグループに分かれ、鉢に付けるプレート作成や肥料を撒くなどの共同作業を行い交流を深めた。
同大学国際日本学部の小澤妹華さん(20)は「1つの商品を作るのにどれだけの時間や労力がかかるのか、学んでみたいと思った」と話していた。
9月にホップを収穫し、各キャンパスが決めた味とラベルのビールを600本ずつ作る。11月下旬を目標に乾杯イベントを計画している。
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