ろう者の五輪として4年に1度開催されるスポーツの祭典「デフリンピック」。今年5月に行われたブラジル大会で、メダルを手にした早瀨久美さん(47)と川口功人さん(22)が、横浜市スポーツ栄誉賞を受賞した。7月1日には市庁舎で贈呈式が行われた。
同賞はオリンピックとパラリンピックでの3位入賞や、両大会に準ずる大会で顕著な功績を残した横浜市にゆかりのある人に贈られる。
西区在住の早瀨さんは、マウンテンバイクのクロスカントリー女子に3大会連続で出場。高低差のある舗装されていないコース約20Kmを1時間半で駆け抜け、2位でフィニッシュ。日本女子選手で最年長の出場ながらも、過去の2大会より1つ順位を上げる結果となった。
川口さんは横浜市立ろう特別支援学校=保土ケ谷区=の卒業生。現在は実業団のトヨタ自動車卓球部に所属している。初出場となった今回は男子団体4選手の1人として、メダル獲得がかかった試合で勝利を挙げるなど3位に貢献。同大会の男子卓球で、日本勢に21年ぶりとなるメダルをもたらした。
贈呈式では、山中竹春市長や横浜市会の清水富雄議長らが2人に賞状や記念の盾、花束を手渡した。川口さんは「昔から夢だった舞台でのプレーは楽しかった。結果も残せたので自信につながりました」と話し、早瀨さんは「まだまだ頑張っている姿を見せられるよう、次回日本での開催を目指している2025年大会の出場を見据えたい」と意気込んだ。
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