横浜片倉郵便局が1月16日、片倉町駅そばに移転した。前局舎から約400m駅に近づいた移転となり、駅利用者などの利便性向上が期待される。新局舎でのスタートを記念し、移転初日には局員や地域の関係者などが参加した式典を行った。
3代目の局舎に
横浜片倉郵便局は1965年、片倉橋近くの三枚町に開業。それから13年後、片倉1の16の8に場所を移し、近くに商店も多いことから地域住民を中心に多くの人が利用してきた。前局舎では45年営業してきたこともあり、床の傾きや雨漏りなどが発生。このような老朽化を理由に数年前から移転を計画してきた。今回、新築の建物の1階部分に移転が決まり、3代目となる局舎を構えることとなった。
新しい住所は片倉3の3の13。以前より1・5倍ほど広くなり、窓口ロビーの拡張をはじめ点字ブロックの設置や段差を無くすなどしてバリアフリー化した。窓口を4つ、ATM1台を設けたほか、新たに相談窓口を開き利用者の悩みに応じるという。職員は7人で、これまで同様の郵便・貯金・保険の窓口業務にあたっていく。
ポストも場所移す
新局舎開局と時期を同じくして、片倉会館=片倉5の5=前の郵便ポストが閉鎖となったが、新局舎の前に郵便ポストを移転。また前局舎の前のポストは継続して郵便物を引き受ける。
同郵便局の宮杉麗子局長は「これからも地域の皆様の憩いの場として、また地域の発展に役立てるよう取り組んでいきたい」と語り、片倉町自治会の中野松男会長は「駅近くになり、利用しやすくなったという声もあがっている。地域を盛り上げられるよう、郵便局と協力していきたい」と話した。
神奈川区内には25の郵便局があるが、直近10年近くでの移転開局はない。また前局舎の跡地利用は未定という。
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