横浜fカレッジで「針供養」 使い古しの用具に感謝
ファッション専門学校の横浜fカレッジ(岩崎智美学校長)は2月8日、1年間で使った古い針や折れた針などを、感謝の念を込めて供養する伝統行事「針供養」を同校ホールで行った。
同校では、1927年の開校時から針供養を実施しており、干支の形をした50丁分の特注豆腐に、針などの日ごろ使用している道具を刺し供養をしている。今年は、16クラス127人が参加。浅間神社の吉田周司宮司が技術の向上を祈念した後、「巳」の形をした豆腐めがけ順番に使い古した針などを刺していった。
針供養に参加したファッションデザイン科の学生たちは、「この日のために、ダメになった針を50本くらい持ってきた」「ご苦労様と言って刺した」「用具に対する感謝の気持ちも芽生えてきた」などと笑顔を見せた。太田保子教頭は「この伝統行事を通じて、日ごろ使用している用具を大切にすることを学んでほしい」と話していた。
|
|
|
|
|
|