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田中家で「和しごと」体験 子ども80人、職人技学ぶ

公開:2013年4月4日

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大小さまざまな包丁の特徴を紹介した
大小さまざまな包丁の特徴を紹介した

 幕末の頃から神奈川宿の地で150年にわたり営んできた老舗料亭「田中家」=台町=で3月26日、「和しごと なりきり道場」が開催された。同イベントは、夢★らくざプロジェクト=東京都=が主催する子ども向け職業体験イベント。坂本竜馬の妻、おりょうが仲居として働いていたことでも知られる田中家を会場に、幼稚園児から小学生まで80人の子どもたちが仲居、板前、囲碁棋士、長唄奏者、鎌倉彫職人、香道家、茶道家といった「和しごと」(日本に古くから受け継がれている職業)を、ワークショップやロールプレイングを通して体験した。

「将来の夢のきっかけに」

 厨房では、日本料理30年の大ベテランである田中家の総料理長・澤田裕時さんらが「板前」の仕事を紹介。様々な大きさ・形をした包丁や鍋、食材の詰まった冷蔵庫、マイナス60℃のマグロ専用冷凍庫などを見せた。職人が使う包丁を持った子どもたちは「家の包丁と重さが全然違う」とびっくり。澤田総料理長は「この体験が将来の夢のきっかけになるかもしれないし、遊びから学ぶことはたくさんありますからね。子どもは宝です」と喜んでいた。

 また、5代目女将・平塚あけみさんによる「伝統を受け継ぐ仕事」の講演も行われた。前身・さくらやが描かれた『東海道五十三次』などを紹介しながら、現在に至るまで、時代の変化をくぐり抜け継承してきた同店の歴史・文化を伝えた。平塚さんは「3代目が『子どもは宝』と言ったように、これからを担う子どもたちに歴史と日本文化を知ってプライドを持ってほしい」と話している。

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