わが子守る救急法を伝授 神奈川消防署が出前講座
神奈川消防署(松原正之署長)による「とっさの時の乳幼児救急法」が17日、神奈川区地域子育て支援拠点かなーちえ(塚原泉施設長)で行われた。
当日は乳幼児を連れた保護者57人に、誤飲・誤えんなどによる乳幼児の異変に対する処置や心臓マッサージなどを署員がレクチャーした。「熱性けいれんが5分以上止まらなかったり繰り返すとき」「耳や鼻から血液ではない液体が出ているとき」など、救急車が必要な状況を聞きながら、真剣な表情でメモをとるママたち。心臓マッサージと人工呼吸のコツやAED(自動体外式除細動器)の講習もあり、人形を使って実践したり、自分の子どもを寝かせて動きを真似していた。
7カ月の子どもを連れて参加した母親は「実際にこういう事態が起きたら慌ててしまうが、知識があれば少しは対処できるかもしれない」と話していた。
同署は「 子どもの事故は大人の注意で防げるものが多いので、予防法や対策を覚えて救急事故を減らしていきましょう」と呼びかけている。
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