昭和電工 子安小で出前授業 電池の魅力を講義
子安小学校(服部信雄校長)で2月19日、昭和電工横浜事業所=恵比須町=の社員による出前授業が行われた。
当日は、6年生約150人を対象に、リチウムイオンバッテリー向けの材料を開発している同社が講義・実験・体験の3本立てで授業を行った。研究開発に携わっている相澤美幸さんが電気の働きや電池の種類、充電池の特徴について講義したあと、児童たちは「乾電池」「手回し発電」「リチウムイオン電池」の3つを使って車の模型を走らせ、速度やモーター音の違いを実験した。最後は校庭で同社製品を搭載した電気自動車、三菱自動車i―MiEV(アイミーブ)に試乗。児童たちは「排気ガスがないから臭くない」「静かで乗り心地がいい」など、電気自動車の特徴を体感した。
地元企業の力単元化視野に
新子安駅前にオルトヨコハマが建設される以前、同所に社宅があった同社。当時は約300世帯が住んでおり、多くの社員の子どもたちが同校に通っていた。そこで同社は、電池を通して地域貢献したいという思いで昨年から出前授業をスタートさせた。授業を受ける子どもたちを見て、総務部の小宮山暖さんは「電気自動車も普及しはじめ、これからさらに広がっていく市場なので、同時に環境問題なども感じ取ってもらえれば」と話していた。
子安小学校は地域の特色を生かし、地元企業による出前授業や商店街での職業体験など、体験型の授業を実施。太陽油脂=守屋町=による3年生対象の授業は、社会科のカリキュラムに組み込まれている。服部校長は「この地域だからこそできる貴重な体験。昭和電工さんの授業も、理科のカリキュラムとして形にできれば」と話していた。
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