青木さん、国際B級大会でV 神奈川リンク 期待の新星
神奈川スケートリンク所属の青木祐奈さん(12)がこのほど、五輪選手の登竜門的大会、フィギュアスケートの国際B級大会「クープ・ド・プランタン」で優勝し、5月19日にはトロフィーを携え、柏崎誠副市長を訪問した。
トリノ五輪で銀盤を舞う荒川静香選手に魅了され「いつかわたしも」と夢見た4歳の少女――。わずか8年後、世界の大舞台でトップに立った。荒川選手が国際大会で初出場、初優勝を飾ったのも12歳。奇しくも同じ年齢での快挙だ。
ルクセンブルクで行われた同大会、10歳から15歳の部で臨んだSP(ショートプログラム)は1位。最終滑走のFP(フリープログラム)では前半、3回転―2回転を含む4種類の連続ジャンプ全てに成功。「緊張していたが、自分ができることをできればと思っていた」と勝負強さを覗かせる。最後の3回転では転倒するも「手をつくのをこらえ大きな減点にはならなかった」と話す。
スケート靴を履いたのは5歳。現在は朝3時半に起床すると登校までの1時間で滑り、学校が終わるとリンクに直行。夜9時近くまで練習は続く。唯一練習のない火曜日もバレエ教室で身のこなし方を磨いている。
2018年の平昌五輪は16歳で迎える。「夢は五輪での金メダル。見ている人を笑顔にできるスケーターになれたら」。にっこり笑ったその先に未来を描く。
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