身近な材料で魅力的に展示されている写真展会場
開館10周年を迎えた区民文化センターかなっくホールは現在、記念写真展を開催している。３階ロビーで３月31日まで。
10日には、有名写真家などの展示設営を手がけるインスタレーター・鈴木暁生氏が招かれ、ホームセンターで手に入る身近な材料や工具で作る展示スタンドの製作、設営現場を披露。写真展では、それらを使ってこれまでの主催公演事業や館外での文化活動などの様子を収めた写真が展示されている。
一般的に、公共施設やホールなどで展覧会やイベントを開催する場合、展示ルールに制約が多く、展示方法がワンパターンなことが多い。同ホールは、10周年を機に「飾る楽しみ」を提案したいと今回、鈴木氏の講座と写真展を連動させた。普段と異なる雰囲気に、足を止める来館者は多く、事業担当マネージャーの今津哲也さんは「ホールを貸すだけでなく、今後は展示される皆さんと一緒に空間を創造していきたい」と意欲を見せている。
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