潜在的な待機児童とも言える神奈川区の保留児童数が、4月1日時点で317人(昨年272人)に上ることが分かった。神奈川区の保留児は、港北区の448人に次いで2番目の多さとなった。
市発表の待機児童には、認可保育所を希望しているが認可外の横浜保育室に入所したり、育児休業中、求職中で自宅保育のケースなどは含まれていない。市全体で2534人おり、昨年から150人増加。神奈川区の増加人数(45人)は全体の3分の1を占めた。
4園新設も追いつかず
神奈川区の保留児童は0歳児が69人、1歳児が136人、2歳児が82人、3歳児が22人、4歳児が6人、5歳児が2人で、0〜2歳児が大半を占めた。区福祉保健センターこども家庭支援課では「共働き世帯が増えているのも要因の一つではないか」と分析する。
こうした状況を受け神奈川区は昨年度、認可保育所を4カ所新設し、既存施設の定員拡充も行った。しかし、認可保育所の利用申請者が377人増加するなど、高まるニーズに追いついていない状況。神奈川区は今後も受け入れ枠の拡大を図り、保育専門相談員「保育コンシェルジュ」を積極的に活用していく方針だ。
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