浦島丘中学校2年生の岩城青空(そら)さんがこのほど、砲丸投げで神奈川県予選を勝ち抜き、「第48回ジュニアオリンピック陸上競技大会」の出場を決めた。大会は10月27日(金)から29日(日)までの3日間、日産スタジアムで開催される。岩城さんは2日目に競技を行う予定だ。
神奈川県予選は、5kgの砲丸を利用して9m50cm以上の記録を持つ選手だけが出場できる。岩城さんは12m32cmの記録を持っており、15人ほどが参加した。学年別に砲丸の重さが決められており、4kgで競技に参加した。全部で6回投げ、1投目の13m14cmの記録で優勝、県代表を掴み取った。「まずは優勝できてよかった。大会までの期間に身体を強化して上位に入りたい」と意気込む。
岩城さんは中学校から砲丸投げを始めた。小学校では空手に打ち込み、関東大会で優勝した経験もある。顧問の小森一樹先生は「身体が大きく、砲丸投げに向いている」とスカウト。日々の練習を積み重ね、全国で戦えるレベルまで成長してきた。岩城さんは「記録が伸びたときが一番嬉しいから練習も楽しくできる」と話す。
下半身強化でバランス重視
岩城さんは「試合では1投目で良い記録が出るが、その後が続かない。まずは中盤でも記録が出せるように下半身の筋力をつけたい」と課題を把握する。「上半身と下半身にバランス良く筋力をつけて、ジュニアオリンピックでは表彰台圏内の15mに近づけたい」と体づくりから本線に向け、準備を進める。
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