神奈川消防署はこのほど、外国人が体調を崩した際に駅や商業施設などで活用できる「コミュニケーション支援ボード」を制作した。
これはラグビーW杯や東京五輪の開催を前に、増加が見込まれる訪日外国人への対応策のひとつとして考案されたもの。近隣行政区が会場となることから、神奈川区でもその対策が急務となっており、今年度に入り本格的に始動した。
このボードには、日本語・英語・韓国語・中国語・ポルトガル語・スペイン語の6カ国語で「くるしい」「いたい」「めまいがする」など体調を表す言葉がイラスト付きで記されており、外国人はそれを指差して自身の体調不良を訴えることができる。この他、名前・生年月日・持病などを尋ねる欄もあり、救急隊が到着する前に周囲の人が状況を把握できることでその後の救急対応がこれまで以上にスムーズに行えるようになることが期待される。
配布先は区内各駅やベイクォーターなどの商業施設のほか、神奈川防火防災協会に加盟する262事業者を予定。担当者は「積極的に活用してもらいたいので、ボードがほしいという事業者様からの声があれば配布します」と話している。
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