開校式では教科担任の紹介も
県内の私立中学・高等学校に通う不登校生徒を対象に、学習支援や心のケアを行うことで復学を後押しする「神奈川私学修学支援センター」が県私学会館＝高島台７の５＝に開校し、13日に式典が催された。
私学生徒に対し心理面から学習支援まで行うのは全国的に珍しい試み。センターには在籍校に籍を置いたまま通学でき、進級と卒業に必要な単位を取得できる。
教科指導にあたるのは私立中高で教鞭を執ってきた元校長経験者らで、個別指導を軸にオンラインやアクティビティなども取り入れて支援。メンタル面のサポートは臨床心理士が行う。大学生ボランティアも配置し、相談しやすい環境を作る。
今年度は中学生５人が登録している。運営する県私立中学高等学校協会の工藤誠一理事長は「頑張ろうとは決して言わない。時代の変化に対応するしなやかさを身に付け、夢が育つ場所であってほしい」と話した。
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