デジタル署名のサイト
横浜市内の中学校に通う生徒たちに、新型コロナウイルスの影響で中止になった部活動の大会などの代替となる場を提供しようと、保護者らが署名活動を続けている。神奈川県や各市町村、教育委員会に届ける予定で、保護者らは「子どもたちがこれまでの努力を発揮し、次の目標へ切り替える場を」と広く協力を呼びかけている。
署名活動は、鶴見区内の中学３年生の保護者が６月13日に始めた。茅ヶ崎市で５月末に立ち上がった同様の活動を知り、横浜からも声を上げようと「神奈川県の部活動を頑張る中学生を応援する会」を設立した。
いちるの望み
運動部では、全国中学校体育大会が４月末、県大会も５月末に中止が決まった。文科部の全国大会といわれる全国中学校総合文化祭も中止となるなか、署名運動を行う保護者らは「気持ちの行き場がなく、勉強にも身が入っていない」と口を揃える。
そんな中で立ち上がった署名活動に、子どもたちも望みを持ち始めている。ある生徒は「本当にありがたい。親が諦めていないのに、自分たちが諦めちゃいけない」と前を向き、署名集めの力になればとＳＮＳなどを使って情報を拡散しているという。
署名は７月５日現在で２７１３人分が集まった。手書き書面だけでなく、デジタル上での署名もできる。期限は設けず、一定数集まった段階でその都度関係各所に提出していく。
署名サイトのQRコード
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