焼香し供養を行う参列者
鳥越にある孝道山で、先祖供養の仏教行事である「盂蘭盆会大法要」が７月15日に実施された。
盂蘭盆会は、釈迦の弟子である目連尊者が亡くなった母を餓鬼界の苦しみから救うため、釈迦の教えに従って同じ苦しみを持つすべての人に布施供養を実践した故事に由来するもの。子孫が祖先に対して行う供養法要で、孝道山でも毎年同日に行われている。
今年は感染症流行の影響で本堂内の参列者人数を制限し、換気や席の間隔を広く取って開催。参列者は焼香するなどして供養を行った。
孝道山には比叡山延暦寺から譲り受けた釈迦の遺骨「仏舎利」と、１２００年以上灯り続けているとされる「不滅の法燈」が納められている。仏舎利が比叡山の外に分譲されたのは初めてのことだという。
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