「まもなく散水、散水量500リッター」――横浜市消防局航空消防隊が、2月21日に発生した栃木県足利市の両崖山で発生した山火事に出場した際の動画をYouTubeで紹介している。3分ほどの映像には、煙の上がる山肌が間近に迫る様子など火災現場の緊迫した状況が収められている。
同隊は総務省消防庁からの要請を受け、24日からヘリコプター「はまちどり1」で消火活動を行った。動画は出場初日に撮影したもので、白煙が上がる山に向かって散水する様子や、給水のために渡良瀬川の水面に接近する場面などが映されている。赤外線を使って火源を探す情報収集活動などもあり、いずれもヘリコプター内部からという貴重な映像だ。同隊は「普段は目にしない活動の様子を知ってもらえれば」と話す。
同隊は、24日から3月1日の間に5日間出場。現場までの飛行時間は35分程度といい、日の出後に離陸し、日没ごろに帰投を繰り返した。空中消火は計86回、散水量はバスタブ220杯に相当する44トンに上った。1日の鎮圧宣言後も完全鎮火まで待機し、3日に任務が解除されたという。
活動の動画は「横浜市航空消防隊 足利市」で検索またはhttps://m.youtube.com/watch?v=U_-h595yOwAで見ることができる。
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