あいさつする井上さん（右）
今年度から池上小学校と統合して「菅田の丘小学校」となる菅田小学校で、３月26日に閉校式が行われた。
教職員や全校児童、ＰＴＡ役員らが出席し、若山京子校長は「これまで支えてくださった全ての皆さまには言葉に言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。歴代の校長、教職員、３６１３名の本校卒業生の皆さまには、菅田小学校の素晴らしい歴史と輝かしい伝統を築いていただいた」とあいさつ。保護者や、児童の登校を見守り続けた地域住民らにも謝意を示した。
児童代表の言葉を述べた佐藤暖仁（はると）さん（５年）は、「菅田小学校での経験は今の僕を作っています。４月からは菅田の丘小学校の最高学年として、下級生のお手本となり、みんなが安心して楽しく生活できる学校にしていきます」と元気に宣言した。
来賓には第４代ＰＴＡ会長の井上玲子さんらが招かれ、若山校長から感謝状が手渡された。
井上さんは池上小の分校として開校した当時、ＰＴＡ役員らと手縫いのカーテンを全教室に取り付けたエピソードを披露。「地元の学校のためにと多くの方に手伝っていただき、窓にカーテンをかけた時の思い出は何十年たっても忘れられない。菅田小がなくなってしまうことは、本当に寂しい気持ちでいっぱい」と壇上で語った。
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