◆開創 戦国時代(江戸時代に二ッ谷平尾から現在地に移転)/小鷹正人住職
東光寺は、かつて神奈川区内にあった平尾城の城主で、小田原北条氏の家臣であった平尾内膳が建立したといわれるお寺です。本尊である薬師如来はもともと太田道灌(室町時代の武将で江戸城を築いた人物)の守護仏でしたが、道灌が小机城=現在の港北区=を攻略後に内膳がこの仏を賜ったとされています。その際に道灌が詠んだ歌「海山をへだつ東のお国より、放つ光はここもかわらじ」から東光寺の名が付けられたとも伝わります。
震災や戦争など度重なる災難に遭い、昭和34年9月に再建され、本堂はコンクリート造りになっています。お盆には盆提灯で故人を迎えお寺に集った檀家らがお酒を酌み交わす風習が残るなど、昔ながらの情緒を大切にする雰囲気が魅力のひとつ。
本尊の薬師如来は12年に1度の寅年になると開帳され、武南十二薬師霊場11番として知られています。また、新四国 東国八十八ヶ所19番の札所でもあります。
住所:神奈川区東神奈川2の37(東神奈川駅から徒歩4分)
電話番号:045・441・9876
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