「社員の健康」研究開発の源 昭和電工 横浜事業所
電気自動車に搭載する電池などの放熱材原料として用いられる酸化アルミニウムを生産する昭和電工横浜事業所=恵比須町=は今年、横浜市のSDGs(持続可能な開発目標)認証制度「Y―SDGs」の認証を受けた。
約70人が働く横浜事業所では、従業員の健康づくりを推進。健康診断の問診結果を分析すると運動習慣の無い社員が多くいたことから、就業時間内に体育館でエクササイズ講習会を開催するほか、動画配信によりコロナ禍でも無理なく運動習慣が継続できるよう工夫を凝らす。
同事業所では、社内の健康課題に対してPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを機能させる取り組みを実践。従業員の健康づくりに経営的な視点から取り組む企業に与えられる「横浜健康経営認証2021」では最上位のクラスAAAも取得している。
来春には次世代に貢献する新規事業創出に向け、敷地内に研究開発複合施設「融合の舞台」を新設する。新時代に求められる製品や技術の探索、実用化への研究を加速させ、社内外の組織や機関といった多様な人材が持つ知識・技術を取り込む拠点と位置付ける。
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