朗読劇を聴く生徒ら
子どもたちが芸術に触れる場を提供しようと、区民文化センターかなっくホールが取り組む出張授業「アウトリーチ」が11月26日、市立盲特別支援学校＝松見町＝で開かれた。
体育館に集まった幼稚部から高校までの生徒約１００人を前に、舞台などで活躍する俳優のはざまみゆきさんが奥泉貴圭さんのチェロ演奏と共に宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』を朗読。はざまさんは登場人物ごとに声色や抑揚を変え、足音も交えるなど全身を使って物語の世界観を伝えた。
生徒らは耳を澄まして朗読を聴き、時折声を出したりうなずいたりしながら物語を楽しんだ様子だった。発表後は「素敵な物語と演奏をありがとうございました」とあいさつし、アーティストと交流を深めた。
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