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「心電図異常、放置しないで」 加藤医師に聞く、過信の落とし穴
横浜駅西口にある神奈川歯科大学附属横浜クリニックで循環器内科を担当する加藤倫子医師に、「心電図異常と言われたときの心構え」について聞いた。
”高齢者の病気”は間違い
心臓疾患というと、糖尿病や高血圧などの動脈硬化に関わる病気を持っていたり、タバコや飲酒・不規則な生活などを続けた結果として起きる病気、それらの危険因子がない場合は比較的高齢者の病気と思われがちだ。しかし、「会社の検診で心電図異常を指摘された・心雑音を聴診で指摘されたという方の中に、『極早期の心筋症』の方が含まれることが解ってきました」と加藤医師は説明する。
「このような特発性心筋症は、かつて”原因不明の心筋疾患”と呼ばれていましたが、最近では原因が分かってきて”心機能障害を伴う心筋疾患”と定義されています。これに対し、二次性心筋症として動脈硬化で血管が十分に血液を流せない『虚血性』や弁機能に問題がある『弁膜症』などがあります」。検診で異常が見つかれば、すぐに治療や精密検査に進むべきもの(狭心症など)もあるが、自覚症状がなく、スポーツや仕事に活発に取り組む人にも、極早期の心筋の異常が見つかることもあるという。
困ってなくても受診を
「『心電図異常と言われたけど、別に困っていないしそのうち病院に行こうかな』という方。専門医の目で見て本当に大丈夫なら安心できますし、もし注意して診ていきましょうとなったら、それはそれで10年、20年後も元気で過ごせるための良いきっかけになります。放置はせず、ぜひ専門医に相談してみてください」
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