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専門家に聞く 広告 乾癬ってどんな病気?

公開:2015年5月6日

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 最近よく耳にすることが多い「乾癬(かんせん)」という病気。乾癬とはどんな症状がでて、どんな治療法があるのかなど、北里大学病院の前島英樹医師に話を聞いた。

どんな病気なの?

 皮膚が赤くなって盛り上がったり、乾燥した角質がフケのようにポロポロと剥がれ落ちたりする病気です。かゆみを伴うこともあります。体のどの部位にも発症する可能性があり、頭や爪、お尻、陰部などに発症することもあります。日本の患者数は1000人に1人、男女の割合は2対1といわれています。症状によっていくつかのタイプに分けられます。9割を占めるのは、「尋常性乾癬」です。尋常性とは「普通の」「よくある」という意味があり、最も多いタイプです。

 重い症状になると、皮膚の症状に加え関節の痛みや腫れを伴い、しだいに関節が破壊されて曲がってしまう「関節症性乾癬・乾癬性関節炎」や、膿を持った小さな発疹が出て発熱を伴う「膿疱性乾癬」、全身に紅班が広がって皮膚全体が赤く痛々しい状態となる「乾癬性紅皮症」があります。

原因はなに?

 原因は、体質や生活環境、皮膚刺激、ストレスなどの外的要因の他に、免疫反応の異常が引き金となって発症すると考えられています。肥満や高脂血症、糖尿病なども影響するともいわれています。

 乾癬になると皮膚に赤みなどの症状が現れるため、人の目が気になって温泉やプールに行けない、夏に薄着ができない、人と接することを避けるなど、通常の生活に支障をきたす患者さんもいらっしゃいます。皮膚症状を改善するのと同時に、いかに自分らしい生活をするかを考えるQOL(生活の質)を高めることが必要です。

治療法とは?

 乾癬は慢性的な疾患ですが、治療によって進行をおさえたり、症状のない状態を長期間保つことは可能です。塗り薬を使う「外用療法」、飲み薬を服用する「内服療法」、紫外線を照射する「光線療法」、そして遺伝子工学技術(バイオテクノロジー)を応用してつくられた「生物学的製剤」があります。

 日本皮膚科学会では、生物学的製剤の使用できる医療機関を限定しています。気になったら専門医の診療を受けてみましょう。

■提供

アッヴィ合同会社

http://www.abbvie.co.jp/

エーザイ株式会社

http://www.eisai.jp/

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