藤野地域で朝採りされた旬な野菜や地場産の食材を使用した農産加工品などを販売する「ビオ市/野菜市」が昨年末から、第1、3火曜日の早朝に、体験農園や農園レストランを営む「藤野倶楽部」(牧野4611の1)の敷地内で開催されている。開催から5カ月余り、「新鮮な野菜が安価で手に入り、朝市でしか手に入らない漬物や地元の特産品などが購入できるので嬉しい」と地元住民からの評判も上々だ。
このビオ市を企画したのは市の代表も務める日連在住の土屋拓人さん。3年程前に自宅前で、仲間の農家数人で採れたての野菜を販売したところ評判が良く、「参加農家を増やし、定期的に開催したらもっと客を呼べるのでは」と仲間数人で開催に向けた調査を開始。「藤野には芸術イベントを中心に催し物が多く、市が成功する土壌はある。比較的高齢者が多いので、朝市を開催したら多くの人が集まるのでは」との情報を得て、朝市を開催することを決定。市の名前もフランス語で有機農産物や有機加工食品などを意味する「ビオ」に馴染み、ビオ市とすることにした。
開催にあたっては、土屋さんと交流のあった地元の芸術家も協力。旧津久井4町で無農薬栽培にこだわり新規就農した農業者10人余りにも声掛けをして参加をうながし、計約30人余りの地元農家が参加している。
第1・3火曜日午前8時〜11時に開催
その日の朝に収穫した野菜を販売する市は、「ビオ市でしか手に入らないものがある」「値段もお手頃で、活気があり楽しい」など想像以上に好評だった。2月からは毎月2回に開催を増やして実施。今では野菜ばかりではなく、地場産食材を使った漬物、米麹、独自のハーブ、山野草など特色ある農産加工品や軽食なども販売し、毎回100人前後の客が来場する。販売する農家は食育に関心の高い農家も多く、旬の美味しい野菜の食べ方など、和やかな会話が良く見られているという。土屋さんは「野菜を生産した農家の人たちと直に話すことにより、その人の人柄などがわかり、来場者の方々も安心や親しみが湧いているみたいです。芸術が盛んな藤野ですが、このビオ市が、地域を代表するイベントになってくれれば」と話す。
ビオ市を支援する市農政課は「この取り組みは、市が進める新規就農者支援と、地産地消や農業者の販路拡大に一致します。今後も出来る限りの支援をしていきたい」と期待している。 市に関する問い合わせは、ビオ/野菜市事務局・代表の土屋さん【携帯電話】080・5075・8903へ。
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