相模原市消防局は1月21日、2020年の市内の火災ついての概要を発表した。
同局によると火災は152件で、前年と比べて11件増加。過去5年で最多となった。火災による死者は2人(車両火災)で、前年比3人減、負傷者は33人で6人増加した。
種別ごとにみると、建物や林野、車両はほぼ横ばいで、「その他」に分類される火災が47件と、前年比11件の増加となった。これは、町中にあるごみ捨て場で起こった火災などを指す。
建物の焼損棟数は110棟で前年比16棟減、焼損面積は719平方メートル(同1441平方メートル減)。同局は「昨年は大規模な工場火災が少なかったのが理由」とみている。これに伴い、損害額も約7065万円と、前年比で約1億8446万の減少となった。
出火原因は「放火(疑い含む)」が26件と最多で、全体の17・1%(前年は20・6%)を占めた。次いで、「たばこ」が17件、「こんろ」15件、「電気機器」11件、「配線器具」が10件と続き、前年と同じ順位となった。
同局は「たばこのポイ捨てなどが原因の町中での火災が増えている。家の前にごみ袋など燃えやすいものを置かないなど、放火されない環境づくりも重要」とし、「1月、2月と乾燥する季節は火災が起きやすい。火の不始末に注意を」と呼び掛けている。
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