神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

毛虫「限度超えてる」多さ 城山公園で注意ポスター

社会

公開:2021年5月13日

  • X
  • LINE
  • hatena
毛虫への注意を促すポスターと手すりにつく毛虫の数を確認する職員=5月6日撮影
毛虫への注意を促すポスターと手すりにつく毛虫の数を確認する職員=5月6日撮影

 春先から県立津久井湖城山公園などで大量発生している「毛虫」。同園の職員は「限度を超えている多さ」として、園内に注意ポスターを掲出している。

 同園によると、園内で多く見られる毛虫は主に「キアシドクガ」と「マイマイガ」という蛾の一種の幼虫。風貌はどちらも似ており、両方とも成長した幼虫に毒はない。しかし、肌の弱い人は接触時に腫れることがあることに加え、マイマイガは孵化後体長1cm位までは毒毛をもっている。2種類の毛虫は、エサである葉を求め、園路や金属製の手すりを縦横無尽に移動。キアシドクガが好む同園にあるミズキ類は葉がほとんどすべて食い尽くされ「丸坊主」状態に。時には食事を終えた木から糸を垂らしぶら下がってくるため、足元はもちろん、頭上にも注意を配る必要がある。

 同園で多く見られるようになったのは一昨年頃から。諸説あるが生物学的に10年周期で大量発生するといわれ、「一昨年前後から相模原地区もその周期に入ったのでは」と同園職員は分析する。キアシドクガの幼虫期は例年3〜5月、マイマイガは4〜6月であるため、重複する4・5月に幼虫が大量発生しているように見えるという。昨年の同時期も大量発生していたが、緊急事態宣言も重なり来園者が少なく、大きな苦情は寄せられなかった。今後、5月下旬〜6月あたりにそれぞれサナギになり羽化すると考えられ、同園では「見た目が見た目なので、驚いたり気持ち悪いと感じる方もいるだろうが、自然界のことなので、ポスターにあるように見守ってほしい」と話している。

マイマイガ(左)とキアシドクガの幼虫
マイマイガ(左)とキアシドクガの幼虫

さがみはら緑区版のローカルニュース最新6

福祉カーニバルに500人

福祉カーニバルに500人

来年度の開催を望む声も

6月17日

青野原で初マルシェ

青野原で初マルシェ

6月23日 長野諏訪神社

6月15日

尾崎ゆかりの品を紹介

相模原市立博物館

尾崎ゆかりの品を紹介

新規収蔵資料を一挙公開

6月14日

津久井産材の魅力発信

SC相模原

津久井産材の魅力発信

市と連携協定を締結

6月13日

委員会構成決まる

神奈川県議会

委員会構成決まる

6月13日

サン・ライフの合同供養祭

サン・ライフの合同供養祭

県内及び八王子の4会場で

6月13日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年6月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook