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『首や腰の痛み』知って得する脊髄脊椎のお話 その8「脊椎疾患と筋力低下」について
脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアでは、痛みやしびれの他にしばしば四肢の筋力低下が見られます。脊髄や神経根の圧迫により脊髄運動神経からの電気信号による運動命令が手足の筋肉に伝わらなくなることで、筋収縮が起こらず筋力低下が生じます。
運動神経から筋肉に伸びる軸索〈じくさく〉という細長い突起―神経線維の中を電気信号が毎秒40m以上の高速で流れますが、神経線維は細く柔らかい為、圧迫や炎症に弱く容易に破損します。
軽度の損傷では軸索を覆う髄鞘〈ずいしょう〉という絶縁体のみが破損(脱髄変性)し、電気信号の流れが遅れますが、筋力低下は生じません。一方、高度な損傷では広範囲髄鞘欠損や軸索破壊(軸索損傷)が生じ、電気信号が完全に遮断(伝導ブロック)される為筋力低下が生じ回復するにも時間を要します。
筋肉や末梢神経から電気活動を記録し、異常波型や電気の流れる速度・量を計測することにより神経障害の重症度(脱髄〈だつずい〉or軸索変性)や障害範囲が診断でき治療法の選択や予後の予測に有用となります。
次回の「知って得する脊髄脊椎のお話」については11月25日に掲載する予定です。
■取材・協力
八王子脊椎外科クリニック/東京都八王子市万町173の1
【電話】042・655・5566
【アクセス】JR八王子駅南口からタクシー3分、『京王バス』万町1丁目下車、『神奈中バス』万町2丁目下車
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