神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

地価公示 市内全区で上昇率拡大 リニアと駅近で住宅需要増

経済

公開:2024年4月25日

  • X
  • LINE
  • hatena
区内で最も変動率の高かった橋本2丁目の標準値付近
区内で最も変動率の高かった橋本2丁目の標準値付近

 国土交通省はこのほど、2024年の地価公示(1月1日時点)を公表した。相模原市内では住宅地・商業地ともに全ての区で上昇率が拡大した。リニア中央新幹線の期待感に加え、駅近で平坦な地域で共同住宅の需要が高まった。

 地価公示は適正な地価の形成に寄与することを目的に、地価公示法に基づき、国土交通省の土地鑑定委員会が標準地の正常な価格を公示するもの。標準地の1平方メートルあたりの価格を公示する。神奈川県内の調査地点は住宅地1338地点を中心とする1787カ所で、商業地365カ所、工業地72カ所なども含まれている。

 県内全体で住宅地・商業地ともに上昇率が拡大。住宅地では継続地点のうち上昇地点の占める割合が89・4%(前年74・5%)に増加するとともに、下落地点でも下落率が縮小し、平均変動率は2・8%となった。商業地でも、上昇地点が93・3%(前年87・7%)を占め、平均変動率は5・4%となった。

区内も需要顕著

 相模原市内の住宅地は全ての区で上昇を示し、市全体の平均変動率は4・0%(前年1・9%)となった。緑区は3・3%、中央区と南区はともに4・3%上昇した。

 特に橋本駅周辺は上昇率が拡大した。リニア中央新幹線開業の延期が3月29日に発表されたものの、交通利便性の高さによる需要に加え、発表のあった1月1日時点では事業への期待感が示された形となった。県では「市内の横浜線各駅においては、駅周辺部の価格上昇がバス圏にも波及」と分析する。

 市内の商業地も全ての区で上昇し、市全体の平均変動率は5・7%(前年3・0%)となった。緑区は4・4%、中央区は7・0%、南区は5・4%と上昇率が拡大した。県では「駅周辺の整備発展や商業集積の充実に対する期待感から上昇が見られた」とし、駅近くの平坦で上層階を共同住宅として使用できる地域では、旺盛な住宅需要を背景に継続して上昇傾向にあるとした。

 また、市全体の平均変動率は上昇傾向にある中で、住宅地は緑区の千木良、商業地は同区の与瀬本町で下落率が高くなっている地点も見られた。

さがみはら緑区版のローカルニュース最新6

相模原公園で菖蒲を観賞

相模原公園で菖蒲を観賞

6月1日 ウォーキング

5月18日

ガザの作品、世界へ

現代美術家上條さん

ガザの作品、世界へ

市民ギャラリーで展示撮影

5月17日

鉄道写真 40点ずらり

鉄道写真 40点ずらり

19日まで 市民ギャラリー

5月16日

45代会長に沼澤さん

青年工業経営研究会

45代会長に沼澤さん

「全力で突き進んでいく」

5月16日

安西さん(秋本道場)が優勝

レスリング

安西さん(秋本道場)が優勝

さらなる成長に期待

5月16日

神奈川の食の魅力PR

神奈川の食の魅力PR

10月に展示会 出展者募集

5月16日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook