神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

金環日食 児童に生の宇宙ショー 市・JAXAらで観察を後押し

公開:2012年5月10日

  • LINE
  • hatena
※金環日食…月が太陽の前を横切る際に、太陽が月より大きく見え、月からはみ出して見える現象。
※金環日食…月が太陽の前を横切る際に、太陽が月より大きく見え、月からはみ出して見える現象。

 今月21日の「金環日食」を前に相模原市は、全小学生が安全に観察できるよう「日食観察スコープ」を配布する。市内の各学校では観測時間に合わせ登校時間を一律で調整するほか、JAXAも教員向けに安全研修を実施。市・学校・JAXAが連携して子どもの宇宙への興味を後押しする。

 今回の連携は、「宇宙のまち」としてこれまでシティセールスを行ってきた市と、宇宙を身近に感じてもらいたいJAXAの意向が一致する形で実現した。

 日食の観察については、肉眼や双眼鏡で見ると目を痛めるなど危険性が指摘されていたことから、学校側は安全を考慮し、市に専用レンズの製作を要望。それを受け市では、オリジナルの日食観察スコープを作成した。このスコープは、児童が観察時の感動を綴れる記入欄や映画「宇宙兄弟」の画像が入るなど、子どもが親しみやすいデザインが特長。市内の小学生と教員合わせて約3万9千人に配布される。

 当日の観測予定時刻は午前7時30分頃。市内の小学校のうち、57校が登校時間を早めて校庭で観察し、残りの15校は登校時間を遅らせ家庭や地域で観察するよう促す。市が一律で登校時間を調整するのは、極めて異例だ。市学校教育課では、「JAXAがあることで、他の市町村では出来ない支援が実現した。自分の目で宇宙ショーを見ることをきっかけに、もっと宇宙に夢や興味を持ってくれたら」と話していた。
 

さがみはら緑区版のローカルニュース最新6

資源活用イベントに800人

資源活用イベントに800人

篠原地区(牧野)の里山で

5月8日

23回目の陶器市

藤野地区

23回目の陶器市

5月18日・19日 10会場で

5月7日

今ある手段、「上手に使って」

相模原市

今ある手段、「上手に使って」

移動支援ブックを発行

5月6日

美化啓発に一役

美化啓発に一役

ラッピング収集車、出動中

5月4日

救援金を受け付け

台湾東部沖地震

救援金を受け付け

5月3日

「唯一無二の歌を」

伊勢正三さん・イルカさんインタビュー

「唯一無二の歌を」

6月7日、グリーンホールでライブ

5月2日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月8日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook