外国人が市の魅力を発信 SNSで交流強化
「外国人市民から見た身近な相模原の魅力」などを10カ国語で情報発信する市のフェイスブックが1日からスタートした。10カ国語での発信は他市でも例はあるが、外国人自身によるSNSでの発信は全国的にも珍しい。
発信する言語は中国語(中国と台湾)、韓国・朝鮮語、フィリピン語、ベトナム語、カンボジア語、英語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語。各言語を母国語に持つ外国人市民10人がライターとなり、生活で感じたことや気になるお店などの情報を伝える。市は、2020年の東京五輪の開催を視野に入れ、このフェイスブックでの配信を市の魅力を発信するツールにしていくことも検討している。
加えて同日から、外国人市民らの交流拠点としての一層の強化を図る目的で「さがみはら国際交流ラウンジ」(中央区鹿沼台1の9の15)が、所在するビルの2階から1階に移転した。これにより、利用者の利便性が高まると同時に、外国人同士の情報交換や各種教室などの充実が期待される。
フィリピン出身で英語とフィリピン語を担当する同所言語スタッフの柴田マリーグレイスさんは今後、フェイスブックに加え、同所での日本語教室にも力を入れていきたいとした上で、「ボランティアとして活躍する場がたくさんあるので、ぜひ参加してほしい」と呼びかけた。タイ出身の栗原ベンチャマートさんは「こもれびの森がお勧めスポット。市の良い所を紹介したい」と意気込みを示した。
今回の発信について、市シティセールス・親善交流課の担当者は「外国人が感じていることや(日本人の)市民をどう見ているかなどがわかるのでは」と話す。発信内容はフェイスブックページ、市ホームページで閲覧可能。市内在住の外国人市民は10405人にのぼる(4月1日現在)。
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