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個々の特性「見守る社会に」 発達障害の理解呼びかけ

社会

公開:2019年4月11日

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点灯式で記念撮影する関係者ら。左端は真田ぽーりんさん、右端は道本社長=3月30日、プレジャーフォレスト
点灯式で記念撮影する関係者ら。左端は真田ぽーりんさん、右端は道本社長=3月30日、プレジャーフォレスト

 発達障害の理解促進を図るイベントが3月30日、若柳のレジャー施設・さがみ湖リゾートプレジャーフォレストを会場に行われた。

 国際連合が定める4月2日の「世界自閉症啓発デー」と、国が定める4月2日〜8日の「発達障害啓発週間」にあわせて市が初めて実施したもの。同施設が展開するイルミネーションを利用し、同啓発デーのシンボルカラーである青色のライトアップを行いたいとの市の要望に施設側が応えた。

 当日は、夕方から市発達障害支援センターの職員ら約20人がチラシや缶バッヂなどの啓発グッズをプレジャーフォレストの利用者に配り、自閉症などに対する理解を呼びかけた。加えて、発達障害がある人とその家族を支援するツールとして同センターが作成した「サポートカード」を、希望者に手渡した。

 また、この日は市内の児童発達支援センターに通う子と、その家族約20組が施設に招待された。咳払いなどの音に敏感に反応する聴覚過敏のある6歳の娘と家族3人で訪れた、大山町に住む藤田美津子さんは、「こういったイベントがあると一般の方も発達障害について知りやすい。人によって症状がそれぞれ違うことを知ってもらうことが大事。いろいろな子がいるのだということを知って、見守ってもらえる社会になれば」と話していた。

 併せて行われたブルーライトアップの点灯式では、市内在住の漫画家で、自閉症と知的障害のある娘を持つ真田ぽーりんさんがゲストに招かれた。真田さんはサポートカードのキャラクターを手がけた経緯があり、そのモデルとした鳥「ハシビロコウ」が持つこだわりの強い性格を、娘に重ねたエピソードなどを語った。

 また、施設を運営する相模湖リゾート(株)の道本晃一社長は、「今日のこのイベントが、今後さらに発達障害の理解啓発につながることを期待したい」とあいさつした。

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