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市、八王子・町田両市と連携 病児保育の相互利用開始

経済

公開:2021年2月4日

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 相模原市は、1月4日から八王子市・町田市との病児保育施設の相互利用を開始した。

 昨年11月に両市との間で締結した病児保育事業に関する広域連携協定に基づくもの。これまでも2市間で病児保育を受け入れるケースはあったが、今回の広域連携協定により3市にある施設はどの市に住む人でも相互利用が可能になった。

 病児保育施設は風邪などの病気や骨折などのけがにより、子どもを保育園に預けられず、保護者が仕事などの都合でそばにいられない場合、代わりに保育や看護を一時的に行う場所。市内には相模原協同病院併設の病児保育室みどりっこ(緑区)と、北里大学病院併設の北里キッズケアルームひまわり(南区)の2カ所あり、それぞれ市の委託で運営主体を担っている。八王子市には3カ所、町田市には2カ所ある。2019年度の利用延べ人数はみどりっこが532人、ひまわりは345人だった。

 利用の流れは相模原市の場合、各施設への事前登録をした上で、子どもが発病やけがをした場合、まず施設の空き状況を確認。かかりつけ医(医療機関)を受診して「利用連絡票」(診断書)をもらい、施設を予約して現地で受け付けと支払いをする。利用方法や料金、対象年齢、営業時間などは原則として施設がある市の定めに則る。定員も施設による。

サービス向上に期待

 八王子市と町田市は2014年から広域連携を行っていた。そこに昨夏、両市と市域が近接し、市民の往来も多い相模原市が相互利用を呼びかけ、今回の協定が締結された。都道府県の枠を越えた病児保育の広域利用協定は全国初。市保育課は「病児保育という性質上、利用件数や状況が予測できず、施設を新しく整備するのは難しい。相互利用は今ある設備を活用でき、社会が人口減に向かう中で効率的な運営の一つ」と見解を述べる。また、「市民の選択肢が広がり、サービスの向上につながるのでは」と期待する。

 病児保育に関する問合せは市保育課【電話】042・769・8340へ。

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