多摩市「子若条例」啓発用ポスターのデザインを制作した 堀井 瞳来さん 多摩大学4年 22歳
子どもたちの笑顔のために
○…多摩市が子どもや若者の権利を保障するために制定した「子若条例」。啓発するための子ども用ポスターを所属するゼミ生らがデザインし、複数案の中から自身の作品が採用された。「子どもたちに選ばれてうれしかった」と微笑む。決まった後はゼミの仲間のアドバイスを受けながらブラッシュアップし完成させた。「この作品はゼミの仲間と作り上げたもの」と胸をはる。
○…多摩大学経営情報学部に在籍。「パソコンと向き合っているよりは、いろんな人の話を聞いてみたかった」と経営やビジネスプランを考える学科に通い「未来へのきっかけをつかみ、就職活動に役立つことが学べた」と振り返る。「人柄が良かったので」と信頼する下井直毅教授のゼミに入り、3年生の時から「子若条例」に携わることに。「最後はポスターという形になって感動した。学生生活最後に良い経験ができました」
○…高校の頃から軽音楽部に入りドラムを担当、バンド活動に熱中した。大学入学時にはすでにコロナ禍になっており、入学式も無かった。「キャンパスライフはマイナスイメージ」だったというが、サークルではバンドを組み、今年フル開催となった文化祭を大いに楽しんだという。「あきらめたくなかった。大学生活は良いものにしたかった」と積極的な姿勢を見せる。学生生活も残りわずか。友だちと旅行に行くなど思い出作りの日々だ。
○…「私も若者の一人。このような条例があって安心した」と語る。条例を知ってもらい悲しい気持ちになった時に大人に言う権利、意見表明する権利があることを知ってほしいという。「子どもたちが自分のまちに誇りを持って、より良いまちづくりに参画するきっかけになれば」